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内定が出た大学4年生や、入社を控えた20代前半の人が最初につまずくのが「1着目のスーツにいくらかけるか」です。周りは「安物はすぐ傷む」と高いものを勧めてくるものの、まだ体型も職場の雰囲気も固まっていない段階で数万円を出す踏ん切りがつかない、という場面がよくあります。
先に結論を置きます。20代の1着目は「長く着る勝負服」ではなく「毎日使う消耗品」と考えるのが無難で、量販店の入門から中位クラスで足ります。判断の軸は価格の高い安いよりも、「週に何日着るか(=何着必要か)」と「買い切るか、借りて回すか」の2つです。以下では、買う場合の相場観と必要本数、そして買わずに月額や都度で借りる第3の選択肢を、公式サイトで確認した実際の料金で並べます。
20代・大学生が1着目のスーツにかける予算の相場

スーツの価格帯は、大きく「量販店の入門クラス」「量販店の中位クラス」「オーダー」の3層に分かれます。就活のリクルートスーツや入社1着目は、この入門から中位のあいだで選ぶ人が多い層にあたります。
オーダースーツは体型に合わせて仕立てるぶん既製品より高く、仕上がりまで数週間かかります。20代の1着目としては優先度が低いので、ここでは深追いしません。まずは既製品を1着そろえ、着る頻度が固まってから検討する順番が現実的です。
20代が背伸びしなくていい理由と、相場の考え方

1着目に高いスーツを避けたほうがよい理由は3つあります。第一に、20代前半は体型が変わりやすく、数年で肩幅や胴回りが合わなくなることがあります。第二に、毎日着る通勤スーツは擦れや型崩れが避けられない消耗品で、1着を長く着るほど傷みが早く出ます。第三に、職場のドレスコード(服装の決まり)が入社前には読めず、実際に着てみて色や形の好みが変わることも珍しくありません。
つまり20代の相場は「1着にいくらか」ではなく「1年でスーツまわりに総額いくらか」で見るほうが実態に合います。安いスーツを複数で回すか、月額で借りて試すか、という発想が有効になるのはこのためです。
何着あれば足りるか、本数から予算を逆算する

週5日勤務で同じ1着を毎日着ると、汗や皮脂で傷みが一点に集中し、寿命が短くなります。最低2着、できれば3着を交代で着回すと傷みが分散し、1着あたりの持ちがよくなります(週何日でどのくらい要るかの詳しい目安は別記事で扱います)。
ここが予算に直結します。1着の相場が入門クラスでも、通勤用に2〜3着そろえれば初期費用はその2〜3倍です。さらに冠婚葬祭用の礼服(黒いフォーマルスーツ)は色味も格も通勤スーツと別物で、兼用しにくいものです。「通勤用を複数+礼服を1着」と積み上げると、1着目の値段だけを見ていたときより総額はかなり大きくなります。この総額を圧縮する手段として、借りる選択肢が浮かび上がります。
買う・都度借りる・月額で借りるを1着目の予算で比べる

1着目にかける費用は、使い方によって最適な形が変わります。毎日着るなら買う、年に数回だけなら都度借りる、試しながら回したいなら月額で借りる、という切り分けです。下表は代表的な選択肢を、対象と料金で並べたものです(2026年9月時点・公式サイト確認)。
| 選択肢 | 料金の目安 | ジャケット・対象 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 量販店で買う | 入門〜中位クラス 公式サイトで確認 | 通勤スーツ一式 | 週数回コンスタントに着る人 |
| 月額で借りる(UWear/メンズ) | ライト 税別6,800円〜スタンダード 税別9,800円/月 | スタンダードでジャケット付き(4点コーデ) | 通勤の私服やジャケパンを複数試したい人 |
| 都度借りる(礼服レンタル.com) | メンズ 4,800円〜(3泊4日) | 礼服・喪服 | 結婚式・葬儀など年数回だけ着る人 |
UWear(ユーウェア)はメンズのスタイリスト付き月額サービスで、スタンダード以上にジャケットが付きます。初めての人はライトプラン初月半額、コーデ交換が不要な月は翌月以降の月額が25%割引です。返却はコンビニ(セブン/ファミマ/ローソン)や自宅集荷で伝票不要、次のコーデが届いてから返す仕組みなので手元に服がない期間はありません。体型条件は身長160〜180cm・体重51〜80kg、支払いはクレジットカードのみで、沖縄県・一部離島は対象外です(2026年9月時点・公式サイト確認)。
計算例:入社1年目の1年間で比べる
週5通勤に加え、冠婚葬祭が年2回あるケースで、月額と都度を組み合わせた年間額を出してみます。
- 通勤まわり:UWear スタンダード(税別9,800円/月)を初月半額で12ヶ月=9,800円×0.5+9,800円×11=112,700円(税別)。交換不要の月は翌月から25%割引が効くので、実際はこれより下がります。
- 冠婚葬祭:礼服レンタル.com メンズ 4,800円×2回=9,600円(往復送料無料・クリーニング不要)。
月額は「毎月払い続ける」ぶん通勤の私服・ジャケパンを幅広く試せる形で、買い切りとは費用の性格が異なります。買う場合と正しく比べるには、月額だけでなく送料や返却料を足した実質の額で見るのが要点です。サービスごとの実質額の見方は月額に送料を足した実質額で見比べる比較記事にまとめています。
大学生・就活で安く抑える判断フロー

予算を絞りたい大学生や就活生は、着る回数から入り口を決めると迷いません。次の条件で切り分けます。
- 着るのが説明会・面接・式など年に数回だけなら、都度レンタルか月額の短期利用が費用を抑えやすいです。
- 就活後も含めて週に数回コンスタントに着る見込みなら、量販店の入門クラスを買い、2〜3着で着回すのが基本です。
- 職場のドレスコードが読めない、または体型が変わりそうなら、月額で試してから買う判断に回すと無駄が出にくくなります。
- とにかく初期費用を抑えたいなら、就活用スーツの無料レンタル条件があるサービスもあるため、その中身(別記事で扱います)を確認してから決めます。
いずれの場合も、リクルートスーツは黒や濃紺の無地を選んでおくと就活後の通勤にも流用しやすく、1着目としての元が取りやすくなります。
よくある質問
20代の1着目に、無理して高いスーツを買う必要はありますか。
毎日着る通勤スーツは消耗が前提のため、1着目から高価格帯を選ぶ必然性は高くありません。体型やドレスコードが固まってから中位以上を検討しても遅くはありません。
大学生の就活スーツと、社会人の通勤スーツは同じでよいですか。
黒や濃紺の無地であれば就活後の通勤にも使い回しやすく、1着で兼ねやすいです。色柄の強いものは就活後に着回しにくくなる点に注意してください。
スーツを買わずにレンタルだけで済ませられますか。
着る頻度によります。年数回なら礼服レンタル.com(メンズ4,800円〜・3泊4日)のような都度レンタル、通勤で複数を試したいならUWearのような月額が選択肢です。週5で毎日着るなら買うほうが割安になりやすいです(2026年9月時点・公式サイト確認)。
通勤スーツと冠婚葬祭のスーツは1着で兼用できますか。
黒い通勤スーツと礼服は生地の黒の深さや光沢が異なり、格を求める場では見分けがつきます。式や葬儀が控えているなら、通勤用とは別に礼服を用意するか、その都度借りる形が無難です。
週5で着回すには何着そろえればよいですか。
最低2着、できれば3着を交代で着ると傷みが分散して持ちがよくなります。本数の詳しい目安は別記事で扱っています。
月額レンタルでジャケットは借りられますか。
UWearの場合、ライトプランはジャケットなし(3点)、スタンダード以上でジャケット付き(4点コーデ)になります。ジャケットを含めたい場合はスタンダード(税別9,800円/月)以上を選びます(2026年9月時点・公式サイト確認)。
参考・出典
- UWear 公式サイト(プラン・料金・体型条件): https://uwear.jp/ / https://uwear.jp/plan / 利用規約: https://uwear.jp/term
- 礼服レンタル.com(メンズ礼服・料金・配送): https://www.reifuku-rental.com/ / https://www.reifuku-rental.com/c/mens
- おしゃれコンシャス(セレモニー・単発レンタル): https://dress-cons.com/ / https://dress-cons.com/guide/system/payment
- airCloset Spot Rental(単発レンタル): https://www.air-closet.com/spot-rental/

